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医療機器: カテーテル

被告:製造業者     原告:麻酔技師

事故概要
被告:Becton Dickinson(製造者) AIDS患者の静脈に挿入され抜去されたカテーテル先端の針が廃棄用の箱の上部から飛び出しており、原告がそれで自分の手を刺して2カ月後にAIDSになった。

原告側主張
患者の欠陥から抜去された後に、カテーテル先端の針を覆う保護カバーが無いのは欠陥であると主張。

被告側抗弁
製品に設計・製造の欠陥は無く、事故の原因は原告の不注意にある。被告はさらに、原告は癌に罹患しているのでAIDSで死ぬよりは癌で死ぬ可能性の方が高いと主張。

判決の結論
和解解決額61.5万ドル(内訳は、被告(製造者)が34.5万ドル、病院が25万ドル、原告の雇い主が2万ドルを分担) 原告側の専門鑑定証人は、カテーテルの設計・製造者であるRon Lutherであった。

裁判所
【裁判所】イリノイ州クック郡巡回地方裁判所

その他
【原告側主張】患者の欠陥から抜去された後に、カテーテル先端の針を覆う保護カバーが無いのは欠陥であると主張。【被告側抗弁】製品に設計・製造の欠陥は無く、事故の原因は原告の不注意にある。被告はさらに、原告は癌に罹患しているのでAIDSで死ぬよりは癌で死ぬ可能性の方が高いと主張。

判決年:1990     国:アメリカ


掲載日

調査年 1996年


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