医療機器: 豊胸用シリコーン

被告：病院,製造業者     原告：患者

事故概要
被告：INAMED Corp.（製造者）、McGhan Medical Corp.（病院） 3人の原告はそれぞれ1971年、1981年、1986年に豊胸手術を受けシリコーンを体内に埋め込んだ。その後埋め込んだシリコーンが体内に流れ出し、原告は3人とも、免疫および神経障害を発症し、異型性狼瘡、後遺症を伴った神経の髄鞘を破壊する変性性神経病、筋肉痛、体力減退、疲労感、自律神経失調、関節痛、記憶の喪失などの症状に悩まされるようになった。

原告側主張
原告側は訴因として、民事上の共同謀議（civil conspiracy）、詐欺（fraud）、設計および販売上の欠陥、過失、重過失、欺瞞的取引（deceptive trade practices)を挙げて損害賠償を求めた。

被告側抗弁
不明

判決の結論
原告側勝訴,通常賠償金1290万ドル,懲罰的賠償金1500万ドル 原告側はFDA（連邦食品医薬品局）のコンサルタントを証人に呼んで証言させた。

裁判所
【裁判所】テキサス州ハリス郡189地区地方裁判所（裁判所番号92-13195）

その他
【原告側主張】原告側は訴因として、民事上の共同謀議（civil conspiracy）、詐欺（fraud）、設計および販売上の欠陥、過失、重過失、欺瞞的取引（deceptive trade practices)を挙げて損害賠償を求めた。【被告側抗弁】不明

判決年：1993     国：アメリカ


掲載日

調査年 1996年