医療機器:
カテーテル
被告:製造業者
原告:被害者の遺族
事故概要
被告:C.R. Bard, Inc. 被害を受けた原告(2才の女児)が被告製造のカテーテルを使った膀胱X線写真検査を受けた。カテーテルを挿入し膀胱を膨張させるために気体を送入中に気球(balloon)が破れ異常出血が起こった。このため、将来思春期になった時に原告に性的機能障害が出る危険性があり、そのために5、6年にわたってカウンセリングや治療を受ける必要があると専門医が指摘している。
原告側主張
カテーテルが欠陥品のため気球(balloon)が破れた。
被告側抗弁
カテーテルは業界の安全水準を満たしており、欠陥製品ではない。
判決の結論
被害を受けた原告の生殖器は明らかに重大な障害を受けていた。 原告側は法廷で証言する専門鑑定証人(expert witness)として、精神科医、泌尿器科医および生体力学の技師(biomechanical engineer)を起用した。
裁判所
【裁判所】ワシントン州ヤキマ郡地方裁判所(裁判所番号87-2-00447-2)
その他
【原告側主張】カテーテルが欠陥品のため気球(balloon)が破れた。【被告側抗弁】カテーテルは業界の安全水準を満たしており、欠陥製品ではない。
判決年:1988
国:アメリカ
掲載日
調査年
1996年
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