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医療機器: 陰茎補形用インプラント

被告:製造業者     原告:患者

事故概要
被告:Dacomed Corp 処方薬の服用でインポになった原告が、陰茎補形手術により当該製品を埋め込んだ。この製品は他の同種製品と違い、複数の小さな空気室を膨らませる方式ではなくて、細い金属製の線で動かす方式を採用していた。当初は問題がなかったが、2年後に金属線が切断したため問題が生じ、当該製品を除去しなければならなかった。

原告側主張
動かすときに金属線がお互いに接触し擦れ合って疲労破壊が発生し、これが原因で金属線が切断したが、被告(製造者)はこの欠陥を当初から承知していた。

被告側抗弁
被告は、より太い線の使用も試してみたが、ペニスが柔らかい感じになってしまうため、この採用を断念した。被告の技師は、他に、接触磨耗が発生せずに十分な強度を有する適当な代替材料が見あたらず、当該製品に使用した金属の線がベストであったと証言した。

判決の結論
被告勝訴,陪審は、被告の技師の証言により、当該インプラントをより安全に作ることは不可能であったと判断した。 本件はオクラホマ州の最高裁判所まで上告されたが、被告勝訴の第一審の判決が支持され確定した

裁判所
【裁判所】オクラホマ州地方裁判所

その他
【原告側主張】動かすときに金属線がお互いに接触し擦れ合って疲労破壊が発生し、これが原因で金属線が切断したが、被告(製造者)はこの欠陥を当初から承知していた。【被告側抗弁】被告は、より太い線の使用も試してみたが、ペニスが柔らかい感じになってしまうため、この採用を断念した。被告の技師は、他に、接触磨耗が発生せずに十分な強度を有する適当な代替材料が見あたらず、当該製品に使用した金属の線がベストであったと証言した。

判決年:1994     国:アメリカ


掲載日

調査年 1996年


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