医療機器:
ベッドの手すり
被告:製造業者
原告:患者
事故概要
被告:Smith & Davis Manufacturing Company 1993年9月に原告が、くくりつけられていたベッドとベッドの手すり(bed rail)の間に挟まり、脱出しようとしてもがいたため首が締まり死亡した。
原告側主張
ベッドの手すりに欠陥があり危険で、首が挟まる構造になっており、原告のような患者(アルツハイマー症による痴呆あり)は脱出できない。
被告側抗弁
手すりは押せば外れる構造になっていたが、原告がベッドにくくりつけられていたため、手すりを適切に押せなかったのが原因と主張。
判決の結論
通常賠償金55万ドル。懲罰的賠償金400万ドル。 陪審員の選任が始まった時点で当事者間で和解交渉が行われ、提示額としては35万ドルが最も高かった。原告の遺族は養護老人ホーム(nursing home)と和解した(金額は秘密)。手すりの製造者(被告)とベッドの製造者は別の法人だが、後者は被告として訴えられてはいない。
裁判所
【裁判所】ニューメキシコ州サンタフェ郡連邦地方裁判所(裁判所番号95-354(c))
その他
【原告側主張】ベッドの手すりに欠陥があり危険で、首が挟まる構造になっており、原告のような患者(アルツハイマー症による痴呆あり)は脱出できない。【被告側抗弁】手すりは押せば外れる構造になっていたが、原告がベッドにくくりつけられていたため、手すりを適切に押せなかったのが原因と主張。
判決年:1996
国:アメリカ
掲載日
調査年
1996年
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