医療機器:
つま先用インプラント
被告:製造業者
原告:患者
事故概要
被告:Dow Corning- Wright 原告は足の中指の第一関節成形手術を受け、1982年11月に右足つま先にシリコーンを埋め込んだ。また、1983年4月には、左足に同様な手術を受けた。1985年になって、右足のインプラントが駄目になり左足のものはひどく磨耗していることが判明し、1986年に両方とも足から除去された。しかし、すり切れたシリコーンの破片が周辺の組織を侵し原告は滑膜炎と骨の再吸収症を発症した。
原告側主張
インプラントの設計・製造上の欠陥を主張。
被告側抗弁
原告の障害の原因は手術をした医者の過失によるもので、インプラントの事故率は1万分の4にすぎない(きわめて安全性が高い)と主張。
判決の結論
被告勝訴
裁判所
【裁判所】カリフォルニア州オレンジ郡地方裁判所(裁判所番号485633)
その他
【原告側主張】インプラントの設計・製造上の欠陥を主張。【被告側抗弁】原告の障害の原因は手術をした医者の過失によるもので、インプラントの事故率は1万分の4にすぎない(きわめて安全性が高い)と主張。
判決年:1991
国:アメリカ
掲載日
調査年
1996年
|