近年、薬よりも治療効果の高いデバイスが臨床現場に導入されるようになってきた。
海外の臨床試験によると、補助人工心臓により、1年で8割が亡くなっるような重症心不全患者で、生存率が約2倍に向上したという報告があった。
また、ICDにより、プラセボあるいは薬のみの場合と比較して、5年間で約22%も生存率が向上したという結果が報告されている。
薬剤溶出型ステントについては、従来のステントでは半年後に50%以上の再狭窄を起こす患者が3割ほどいたが、薬剤溶出型ステントを留置したグループではそれがゼロになった。現在、生存率を指標にした長期予後についても臨床研究が進められている。
上記の医療機器臨床試験結果はすべて、The New England Journal of Medicineで発表されている。